特化センター

火傷センター

火傷はさまざまな合併症、および後遺症を残す重症疾患である。環状部位外にも呼吸器、臓器、関節、精神に至るまで、わたしたちの体全体に影響をきたす可能性がある。特に、同じ程度の火傷を負っても個人差が大きい。外傷が大きい場合や、臓器の損傷が大きい場合などがある。そのため、火傷を負った患者ひとりひとりに合わせたさまざまな関連診療科の統合診療が必要である。翰林大医療院火傷センターは火傷外科、形成外科、リハビリ医学科、精神科、皮膚科、内科、整形外科専門医などの専門医療陣が緊密に協力し診断、手術、治療、リハビリ、再建に至るまで、全過程において患者個々人の状態に合わせた医療サービスを提供する。
世界最高の治療水準を持ち設立以降23年間、総2万件以上もの火傷手術に執刀し、成功を収めるという臨床事例を誇っており、国内初の重症火傷患者より同種皮膚移植、異種皮膚移植、培養細胞移植、さまざまな種類の人口皮膚移植術など、新しい治療法を採用してきた。2006年には国内の大学病院中、唯一保健福祉家族部より「火傷専門救急医療センター」に指定された。

大規模火傷集中治療室と200病床規模の火傷患者専用病棟はもちろんのこと、火傷患者だけのための専用治療室と手術室も備えており、手術室と治療室にはシリコンベッド、殺菌水治療器など、最先端の火傷治療設備が備えられている。

脳神経センター

脳神経患者は身体的疾患のほかにも認知的側面、感性的側面まで統合的に治療を行わなければならず、これに関連したさまざまな診療科がどの程度有機的に協力し合い統合診療を行えるかが患者の予後を左右する。そのため、翰林大医療院脳卒中センターは多様な脳血管疾患を最先端装備(CT、MRI、PET-CT、脳血管撮影機など)により診断し、神経外科、映像医学科、リハビリ医学科、精神科、社会事業科などと緊密な協同診療を構築し、最上級の診療に臨んでいる。特に、脳卒中患者の場合、「SMS救急治療システム」を構築し、患者が救急室に到着するとその情報が30名あまりの脳卒中専門治療チームのメンバーに携帯メールを通じ自動配信される。携帯メールを受信した映像検査室では全ての検査の優先順位を救急患者に整え、迅速な検査を可能にする。また、携帯メールを受信した脳卒中専門治療チームは何よりも先に救急室に駆けつける。その結果、アメリカ脳卒中学会が勧告する「診療と検査まで25分以内」という基準より10分以上、「最終診断以後、血栓溶解剤投与まで60分以内」という基準より15分以上早い速度で処置している。

脳卒中を起こした患者は再発の確立が高い。そのため、センターは患者の治療後の過程まで積極的に関わっている。脳卒中患者を担当する社会福祉士が患者の退院後、リハビリおよび療養、障害等級の判定などの情報提供、およびカウンセリングを実施している。

一松頭頸部がんセンター

一松頭頸部がんセンターはわが国初の頭頸部がん専門センターで、1990年代より20年近く頭頸部がんだけを特化し、その治療に邁進してきた。
頭頸部がんは鼻腔、副鼻洞、鼻咽頭、口腔、喉頭、唾液腺、および甲状腺など鼻や口、喉に発生する全てのがんをいう。頭頸部がんは特徴的な症状がないか、症状があってもすでに進行している場合が多く、初期発見が難しい。そのため、遅れて発見された場合、喉頭、咽頭、舌、顔面など、身体の一部を切除するしかなく、深刻な後遺症を残す。

頭頸部がんセンターは頭頸部がん治療に欠かせない正確な診断、腫瘍の完全な切除、身体欠損の最小化、機能的・美容的再建という一連の過程を一つのプロセスとして行う。センターには耳鼻咽喉-頭頸部外科専門医と形成外科、血液腫瘍内科、放射線腫瘍科、映像医学科、病理科、リハビリ医学科の専門医が多角的な協同診療体系を構成し、診断から治療、リハビリおよび患者の管理まで有機的なシステムで運営している。

年1,400件を越える手術はもちろん、他の病院で処置できない進行がんも治療を行い、難易度の高い手術、および治療実績により、国内優秀頭頸部がん専門センターとして存在している。

ダヴィンチロボット手術センター

翰林大医療院は2007年9月、ダヴィンチロボットを導入し、前立腺がん、膀胱がん、胃がん、大腸がん、婦人がん、子宮筋腫、肺がんなどの手術にロボット手術を採用するようになった。
ダヴィンチロボット手術は患者の体にいくつかの穴を開け、手術用カメラとロボットの手を利用し、医師は何メートルか離れたところで3次元立体映像を通し、患部を10~15倍の大きさで見ながら遠隔操作をし、手術するときと同じ手の動作をすればこの手の動きがロボットの手にそのまま伝達され、人間の手の限界を飛び越え、精密な手術をすることができる。ダヴィンチロボットを利用した手術は、執刀医のかすかな手の震えを避け、人の手の運動範囲を超えたロボットの手を使用するため、とても精密な手術ができ、開腹手術より切開部位が少なく、出欠もそれだけ軽減することができる。また、腹腔鏡手術のように約5~8mmの大きさの穴を3~5つ程度開け手術するため手術時間が短く、術後の痛みが軽減され感染の危険性も低くなる。特に出血が少なく済むため輸血の必要性が減り入院期間が短縮され、正常な生活への早期回復が可能となる。

ダヴィンチ手術用ロボットは、泌尿器科の前立腺がん、膀胱がん、腎臓切除術、腎盂形成術、外科では胃がん、大腸がん、直腸がん、脾臓切除術、胆嚢切除術、産婦人科の子宮がん手術、子宮筋腫手術、卵巣腫瘍手術、胸部外科の肺がん手術、心臓弁膜再建術、心臓中隔欠損、環状動脈迂回術など、多様な手術に適用できる。

心血管センター

心血管センターは高血圧と心不全をはじめとし、狭心症、急性心筋梗塞症のような虚血性心疾患、リューマチ性弁膜疾患、対抗性弁膜疾患などの心臓弁膜疾患、徐脈と頻脈を含む成人で急死の原因になる不整脈などを迅速に診断・治療している。
心血管センターは24時間全ての救急検査、および施術を可能とする救急診療システムを備えている。医療陣が当直チームを構成し、いつでも患者到着後30分以内に救急施術が行えるようにしている。このためセンター職員は病院から10~20分以内の距離に居住しており、治療の迅速化を最優先に集中度を高めている。高血圧や動脈硬化診断のための、24時間活動検査、血管硬直度検査、頚動脈超音波検査などを施行しており、不整脈診断のためのホルター検査、心臓弁膜、および心臓血栓の有無を確認するための経食道超音波検査、失神の原因を把握するための起立性検査なども24時間稼動している。

また、循環器内科、心臓外科とともに、映像医学科、核医学科、麻酔科などが迅速かつ有機的に協力し、各心血管系疾患の診断と治療において、最新の技術と方法を導入し活用することで最上級の医療サービスを提供している。特に治療にだけ集中する消極的な医療ではなく、予防まで考慮した積極的な治療により関心を持っており、また、一般人と患者のために多様な教育プログラムも施行している。

消化器病センター

消化器病センターは、消化器疾患を持つ患者によりよい医療サービスを提供している。消化器疾患関連基礎、および臨床研究をより活発に遂行するため、診断検査医学科、映像医学科、病理科などと緊密に協同診療を行い、外科的手術が必要な場合、手術が遅れないよう外科と円滑な協同診療システムを構築している。胆道疾患や肝がん治療においては映像医学科と抗がん療法が必要な場合には血液腫瘍内科と緊密に協力し合い、患者に最上級の治療を提供している。
また、患者の疾患によって上部胃腸管クリニック、大腸クリニック、小腸クリニック、肝・膵胆道クリニックなど、それぞれのクリニックで検査、および治療を担当している。各分野別に上部胃腸管内視鏡、大腸内視鏡、小腸内視鏡、膵胆管造影術、内視鏡超音波などを施行し、各種病理検査、超音波検査、CT、MRI、MD-CT、PET-CTなどの先端設備を活用し、消化器疾患の有無を診断するだけではなく、胃・十二指腸潰瘍出血、胃・食道静脈瘤出血などでの止血術、ポリープと早期がんの切除術、膵胆管結石除去、および排液術(ドレーン術)など、高度な専門的治療内視鏡術も施行している。

翰林大医療院消化器病センターは先端の診断、および治療装備により全ての消化器疾患により迅速で正確な良質の医療サービスを提供しており、新しい診断、および治療法開発に力を入れている。

呼吸器-アレルギーセンター

呼吸器-アレルギーセンターは、慢性閉鎖性肺疾患、アレルギー喘息、肺がんなど、日増しに増えていく各種呼吸器疾患の診断と治療を担当している。呼吸器-アレルギーセンターは、呼吸器-アレルギー内科専門医をはじめとする呼吸器に関わる胸部外科専門医、胸部映像医学科専門医、仲裁的治療専門医、放射線腫瘍治療専門医などの医療陣が多学際間治療システムを保有している。そして、気管支誘発検査、運動負荷心肺機能検査はもちろん、蛍光内視鏡検査、肺針吸引生検、気管支動脈塞栓術、アレルギー、および薬物反応検査など、検査インフラを持ち、呼吸器-アレルギーに関連した総合的な検査ができる。
薬物治療に限界があるCOPD患者には不必要な肺組織の一部除去することで肺機能を好転させる「肺容積減少術」も積極的に施行している。胸部外科との協同診療により、内視鏡、およびロボットを利用した肺手術も行っており、高年齢時代に重症呼吸器疾患者の急増に備え、重症患者治療システムもより体系化している。また、治療に患者の能動的な参加を促すため、呼吸器アレルギー疾患に対する理解に役立つ小冊子の配布に加え、専門看護士が行う1対1の吸入剤教育制度を運営している。一貫した管理による結核や喘息患者を対象に、「疾病管理核ヘルパーから保健所」に繋がる管理システムを通じ、持続的なモニタリングを実施している。

がんセンター

翰林大医療院がんセンターは先端設備を持ち、がんを迅速かつ正確に診断・治療を行う。超精密コンピュータ映像で小さな乳がんも見逃さないデジタル乳がん撮影機、小さな放射線で高解像度の映像を確認することができ、がん診断に有利な64チャンネルCT、脳腫瘍・頭頸部がん・婦人がん・脊椎腫瘍など、がん診断に効果的な最新モデルのMRI、頭の先からつまさきまで全身のがんを発見することができるPET-CTなどを備えている。また、放射線治療専用CT模擬治療器、最先端の放射線治療である映像誘導放射線治療器、強度変調放射線治療(IMRT)、呼吸連動放射線治療が可能なVarian iX扇形加速器など、国内最高の先端放射線治療設備と治療技術を備えている。この装備を通し、がん組織部位にのみ放射線を集中的に当て、周囲の健康な組織に放射線の後遺症による副作用が最小限に抑えられる「強度変調放射線治療」、X-線、および透視、CT映像で病巣に対する放射線治療の進行状況を確認しながら治療ができる「映像誘導放射線治療」、患者の呼吸による動きを計算し、放射線の位置と量を調節する「呼吸連動放射線治療」を行うことができ、より正確で安全な放射線治療を施行している。

また、がんセンターは患者が特定のがんと診断された場合、それに関連した臨床外科すべてが参加する診療チームミーティングにより最新の治療方針を決定し、患者ひとりひとりに合った治療を行うため、優秀な治療成績を誇っている。

脊椎センター

脊椎センターは患者中心の治療、特に高難度、極度の専門性が要求される脊椎患者の効果的かつ総合的な管理、医療陣の専門性強化、研究能力の養成を通し、国内はもちろん、世界的に認められる脊髄センターの運営を目標に開設された。脊椎センターは整形外科、神経外科、リハビリ医学科など、脊髄専攻教授が統合診療を行っています。
脊椎センターは最先端3D C-arm、microscope(脊椎専用)手術機器のみならず、脊椎患者の手術時、発生する可能性のある神経損傷を監視する神経監視装置を手術に適応し、危険を最小化し、最上級の専門化された診療だけではなく、最高の安定性を追及しています。

翰林大医療院脊椎センターは、特に高難易度の頚椎手術のメッカとなっている。頚椎(首)の手術と関連したすべての種類の高難度手術、再手術において、先頭的な役割を果たしている。脊椎センターでは神経損傷の危険負担と神経損傷を最小化するため、背部の中央分離型形成術を主に実施している。背中の神経露出後、切開部の収縮現象を防ぐため、中央分離後、SPACERで空間を拡張し、患者の神経管面積を対称的に広げることにより、神経の上に直接筋肉が覆うことなく、神経癒着の可能性を減らす。また、形成術を中央で実施し、過去に一方だけ実施していた手術に比べ患者の適応性、リハビリ運動性の保障に卓越した効果を見せている。

また、2003年11月には国内では最初の頚椎(首)ヘルニア人口椎間板手術を導入し、な位置を占めている。

go to list

ブレストセンター

患者が総合病院で乳房診療を受けるときは、予約、および受け付け-診察-映像検査予約後、検査-結果カウンセリングなど、2,3回の病院訪問が必要である。しかし、翰林大医療院ブレストセンターではこのすべての診療を一ヶ所でまとめて受けることができる。ブレストセンター内で専門医の診察、放射線科専門医の乳房超音波、および乳房撮影術、マンモトーム組織検査、および施術、乳房がん予防教育、およびカウンセリングなどが一度に行われる。これを可能にしたのが患者の便宜と時間、および経済性を考慮した、ワンストップ診療システム(one-stop approach)の導入である。これによりブレストセンターを訪れた患者は迅速で正確な診療にとても満足感を得ることができる。
高解像度超音波、PET-CTなど、先端設備を利用し、初期の病変まで正確に診断し、関連診療科との活発な協同診療で最善の治療を提供する。

一方、乳がん手術を受けた患者を対象に集会を開き、定期的な健康講座を実施しており、外科、放射線科、産婦人科、看護部、社会事業科などと連携し、小さな音楽会や楽しいレクリエーションイベントなどで患者と家族に生きる上で大切な幸福と希望を与えている。

それだけではなく、国内外の学会、および学術誌にセンターからの臨床経験と基礎研究を積極的に発表しており、毎年国際規模のシンポジウムを開催している。

人工関節センター

人工関節センターは患者が一ヶ所ですべての医療サービスを受けることができるOne-Stop診療体系で運営される。専門看護士制度とカウンセリング室を運営し、患者は予約から診療、入院、手術、術後管理、治療、退院、そして、退院後の管理に至るまで、最上級の専門診療と体系的な管理システムサービスを受けることができる。特に人工関節手術後には周期的な観察が大切であるため、人工関節センターでは退院患者の長期診療、および管理システムにより、退院患者の人工関節の管理に役立っている。
人工関節センターは半永久的な新素材で作られた、優れた治療材料を使用しており、医師の経験に依存していたこれまでの手術法から脱却し、コンピュータナビゲーションを利用し、手術的な誤差を革新的に減らし、手術切開部位を最小化する低浸襲手術法で患者の早期回復に役立っている。

コンピュータナビゲーションシステムは赤外線とコンピュータナビゲーション装置、カメラを利用し、患者の人工関節手術部位をコンピュータに入力後、モニターに構成された3次元映像を通し検証し精密に手術する専門手術システムである。

さらに、患者中心の快適な診療室、およびカウンセリング室、人工関節専門検査室、およびリハビリ診療室、無菌室で運営される、人工関節専用手術室、人工関節専門病棟など、専門的診療による最新施設を運営している。

血管インターベンションセンター(心臓-脳血管センター)

血管インターベンションセンターは脳血管チーム、心血管チーム、全身血管チームで構成され、最高水準の血管インターベンションで、血管疾患患者に最高の医療サービスを提供すると共に、新しい血管インターベンションを導入、発展にも力を入れている。
血管インターベンション手術は最先端の放射線設備と先端医学映像術を利用し、極細カテーテルを病変部位に挿入し、末梢血管疾患、子宮筋腫、静脈瘤、肝がんなどの疾病を治療する、新しい専門手術分野である。
血管インターベンションセンターでは体内の非正常的な体液類を排液させたり、非正常的な漏洩を止めたりする場合、動脈切開をしない腹部大動脈瘤治療、血液透析患者から動静脈瘤の機能検査、および治療、動脈閉鎖による足の痺れの診断、および治療、静脈血栓症による足のむくみ、長期的な水液や抗がん剤投与のための中心動脈導管挿入、各種導管の交替、子宮筋腫塞栓術、四肢の血管腫治療、リンパ管腫の治療、甲状腺結節診断、およびラジオ波焼灼治療など多様な疾患を治療している。

インターベンション治療法は、開腹や切開をせずに体内の病跡状態の外科的治療が可能なため、外科治療に比べ、全身麻酔が必要なく、患者の身体的負担が軽く、痛症や苦痛が軽く、入院期間も短く済み、日常生活への早い復帰が可能である。

臓器移植センター

臓器移植センターは、内科的治療ではこれ以上好転が困難な肝、または腎臓患者に新しい生の営みが可能となるよう、生体、および脳死状態の寄贈者から臓器を寄贈してもらい、待機患者の中で最も適合した患者に移植を施行している。
外科だけではなく、消化器内科、腎臓内科、泌尿器科、形成外科の教授と麻酔痛症医学科、診断検査医学科、放射線科教授、そして臓器移植コーディネーターの看護士らで構成され、完璧なチームワークを誇っている。成績面でも95%以上の臓器移植の成功率を見せ、国内の臓器移植学の新ビジョンを提示する一方、現在まで短い歴史にもかかわらず、400例の腎臓移植と55例の肝移植、5例の腎膵臓同時移植を行った。また、臨床研究、および動物実験も並行して行っている。

1987年には外国でも早急に施行できなかった生体部分膵臓移植を国内最初に施行し、2001年成人対成人の生体部分肝移植以外にも小児の生体部分肝移植、腎膵臓同時移植の成功で名実共に多臓器移植機関として認められている。

翰林大医療院臓器移植センターは、各臓器別に優れた移植生存率と移植成績、一貫した研究と実験、そして一歩進んだ教育システムで移植患者の生存率向上と、よりよい成績を目指し、診療と研究、そして教育にさらに邁進している。

総合健康増進センター

総合健康増進センターでは各分野の専門医で構成された教授陣の蓄積された経験と実力をもとに、最先端設備を利用し、疾病を初期に診断している。
PET-CT、CT、MRI、デジタル乳房撮影機、デジタル眼底撮影機、最新内視鏡診断機、および超音波診断機、心臓超音波診断機、SPECT、体脂肪測定器などを保有している。
顧客個人の家族歴、過去歴、生活習慣、食習慣、年齢、自覚症状、および関心部位などを考慮した専門コーディネーターとのカウンセリング後、自身にもっとも合った検診プログラムの選択ができるよう、多様なプログラムを運営している。特に地方、および海外からの顧客や迅速な検診結果が必要な顧客に便宜を図り、健康診断を実施した当日に結果を知り、カウンセリングができる、迅速な事後管理による健康増進システムを運営している。
健康診断後、事後管理のための専門看護士の持続的なカウンセリングと管理が行われ、個々人の毎年の検診結果を比較分析し、体系的な健康管理が可能である。 異常が発見された場合、迅速かつ容易に治療を受けることができるよう、臨床教授との診療連携、および協同診療体系が構築されている。

翰林大学院総合検診センターは安心、そして快適な検診環境と多様な検診プログラムを行っており、最上級の検診サービスで顧客の多様な要求に応えるよう努力している。

子宮頚管無力症クリニック

子宮頚管無力症とは、子宮頸部に力がなく子宮が初期に開き、羊膜が風船のように脱け出て用水が破裂し、ついには胎児を諦めなくてはならなくなる疾患である。総40週の妊娠期間を3つに分けると、子宮頚管無力症は普通妊娠2期の末から3期の初めに当たる妊娠16~30週の間に初期痛症と初期分娩の問題を起こす。超音波でも正確な診断が可能であり、子宮頚管無力症の危険が疑われる場合、妊娠13~14週に子宮をあらかじめ閉じる子宮頸部縫合術を行い予防することができる。
初産や子宮頚管無力症を経験したことのない妊婦は見逃しやすく、子宮頚管無力症で初期に分娩した胎児は死亡率が高い。生存したとしても早産による呼吸困難症候群、神経障害など、さまざまな合併症を持って生まれる確率も高い。

翰林大医療院子宮頚管無力症クリニックは、1998年国内初の救急膣式子宮頸部縫合術を施行し胎児の命を救い、現在国内最多手術件数と最高の手術成功率を誇っている。最近では子宮頸部がん発見後、質式子宮頸部広範囲摘出術と腹腔鏡リンパ切除術後に妊娠した産婦へ複式子宮頸部縫合術を行い、生存状態の双子を分娩した世界最初の成功事例もある。

網膜クリニック

網網膜は写真機のフィルムに該当する部分で、紙切れのように薄い神経組織で眼球の裏側の内壁に壁紙のようについている。光が目に入るとき、角膜と水晶体を通し網膜に像を結び、網膜は視神経を通し脳に映像を電気的信号に変える役割をする。
網膜クリニックは糖尿病、および高血圧などの成人病による網膜疾患だけでなく、最近老齢人口の増加で徐々に増加の趨勢にある加齢黄斑変性などの網膜疾患などをより専門的、効果的に管理、治療するために開設された。

網膜クリニックは長年の臨床経験と活発な研究業績を誇る網膜専門医、および専攻医、眼科医療技師で構成され、年間12,000名あまりを診療しており、約800件あまりの眼科手術を行っている。多様な最新診断検査設備と遊離体切除機器(Vitrectomy unit),、超音波乳化術機器(Phacoemulsification unit)、網膜冷凍機(Cryothermy)、眼内レーザー(Endolaser)など、最先端手術機器を備えている。

特に手術が必要な場合に可能な限り早期に手術を行うことで、患者の不安を減らす努力をしている。また、「Day System」を導入し、手術後、数時間休んで退院することで患者の経済的負担を軽減し、不必要な入院をなくしている。